運転系統が複雑な紀勢本線

紀勢本線は全長384・2kmで、駅数は96。
和歌山市駅から新宮駅までは電化路線となっている。
新宮駅から亀山駅までは非電化路線で、ディーゼルカーやディーゼル機関車牽引の客車が走る。
また、特急電車は京都駅、新大阪駅、天王寺駅から「スーパーくろしお」「くろしお」「オーシャンアロー」が阪和線経由で途中の和歌山駅から乗り入れ、白浜駅や新宮駅に通じている。

和歌山市のシンボルは和歌山城は、徳川御三家の一つ紀州藩の居城。
第八代将軍吉宗が少年時代を過ごしたところでもある。
ちなみに三層の天守はコンクリートで再建されたものである。

この東にあるのが和歌山市駅で、紀勢本線の旅はここから始まる。
実は和歌山市駅は南海電鉄の持ち物で、駅にはJRの職員はいない。
ところが線路はJRの持ち物と少々複雑。
運転系統も和歌山市駅から和歌山駅の区間運転で、紀和駅に停車して和歌山駅に滑り込むと、電車はここで終点。
和歌山駅から仕切り直しの形で、紀勢本線の旅を始めよう。